ツアーも8本を終え、あと2本となった。当初の課題の中で、この会場がターゲットでもあった。KT ZEPP YOKOHAMAは卓がSD8からQuantum338に変わってからは初めて来る。前回も悪い印象はなかったが、チェックの段階で「音の良さ」に驚く。このシリーズでは、名古屋のPortBaseがQuantumだったが、やはり音の良さに驚いた。ただ「音の良さ」にワクワクしているだけでは済まない事情がある。イヤモニも含めたモニター全てを卓から返すこと、そしてここまでがほぼCL5で統一出来ていたので、ウェッジの種類は異なったがイヤモニのバランスは割とキープ出来ていた。ここに来て、Digicoでの卓返しになる。iPadを使うスピードもどうしても落ちてくる。イヤモニは3人のバンドメンバーはLRを作る。バランスはとれても、48KHzと96KHzの違いもあり、「音が良い」ので逆にバランスの粗は目立つことになる。大きな問題にはならなかったが、おそらく印象は違ったのかと思う。ツアーでしかもイヤモニだと、なるべく同じ環境をキープしたいところだし、するべきだと思う。ステージの音のコントロールは、即時が求められるのは誰もが承知しているところ、操作ミスは不安を増長するので厳禁。チェック回数を増やし、懸念の根を無くしていく作業を繰り返した。卓返しでは、サウンドチェックもほぼ表にはいない。ステージの音が出来て、辻褄が合っていれば、外音は出来ているはずだ。特にヘッドアンプの取り方が難しい。ヤマハだと定番を覚えているが、Digicoだと迷う場面も多々ある。立ち上がり方も変わるので、ここが肝かと察する。外音はチューニング段階でいつものようにSubのチューニングをしたが、Subはキャンセリングの効果もあり、1ポイントのカットで成り立つ。上から降りてくるサブ帯域が意外と多く、4ポイントをカットした。リファレンスで聞く限り、ほぼ完璧である。そして角松さんチェック。スタジオのようにと言いながらも、やはりデッドな環境はやりにくい。客の拍手の音が違うということなので、PAの問題ではないこともわかってはいるが、やりにくい状態は成功ではないことも承知している。これはこれからの課題となる。今の所音の整合を優先すると、他に選択肢がない。この問題もいずれクリアしていきたい課題ではある。卓の音は素晴らしいので、それなりの音は出せた。そして大きな注文やクレームもなく済んだことでこの山を超えた。