少しなめてかかっていたのもあるかもしれない。いつも来ている店で結果も出せていて、いつもに比べれば複雑ではなく、しかも自分を信頼してくれているミュージシャン達でもあった。いつも通りよりも少し冒険できるかもと思っていたが、やはり狭い箱はそうはいかない。チェックの段階で少しダイナミクスを出そうと試みたが、やはりピークが出てしまう。結局いつものチューニングに戻る。そしてリハーサルが始まったが、Saxの音がなかなか希望通りに決まらない。プランを考える時、saxはこっちかな、といつもヴォーカルに使っているMax2を使わず、Maxにした。管楽器はMaxかなという思い込みもあった。しかし求めていた音はMax2寄りだった。そっちだったらスムーズだったかもしれないがなんとも言えない。リーダーの坂本氏はもう長年の友人。30年?になるかな。細かい音はよく分かっていて、PAのこともよく分かっている。つまり自分が信頼されている部分も分かっている。ハウったり、まわったりしないからだ。だけどちょっと微妙なスタートだった。いろいろな楽器の音も、「マイクが違うかな」と、3−4箇所変えた。まずはバスドラム。e-901を中に使ったが、膨らまないのでBeta91に変更。外はBeta52でいったが、ATMを試してみてもよかったかもしれない。スネアは、今日はインストだから前回うまく行ったBeta56でプランした。しかし、楽器のチューニングに言及していったので、フラットなSM-57に変更。そしてCongaにBeta56,TomをN/D468でプランした。思い返せば、これが逆だった。コンガのLowMidが膨らみすぎている。ただスペースに入らず、LowはMD-421に変更、HiはBeta56という不思議なことにはなったが、成り立たせた。そしてギターアンプは、思ったよりHighよりだったので、上がSaxより上に行きそうだったので、AT4050をe-606に変更。それは良かったように思う。まだ他にもこうしたかったなというところは色々あったが、PAのことで進行を止めるのはできれば避けたいと思っている。今日のベストを目指そう。結果楽器の位置などを変え、音色はクリアしたが、本番はソプラノをブーストした時にハウってしまった。。これは反省です。やはりPAは舐めてかかってはいけないし、120点出そうとする欲は捨てた方がいいと、、少し消極的かもしれないが、改めてそんな風に思った1日だった。結果は、、皆感謝してくれて、良好なライブに尽力できました。