もうかれこれ10年近くの付き合いになるかと思います。BluesAlleyだけでなく、他の場所でもオペレートをしていましたが、コロナ期間を経て、3年ぶりになります。(過去に大井町のこともブログに残しています。)別のバンドで一緒だったキーボードの伊藤薫さんからの依頼での始まりでした。今ある仕事は、このようにいろいろ枝分かれして、人とのつながり、そして成果を得た時に繋がっていく。いつも思うのは、信頼を築くのは長い時間がかかり、それが壊れるのは一瞬だったりする。エンジニアも数多くいて、より良い成果を出せる人も多いと思うので、その中でまた呼んでいただけた事は嬉しいことです。シーラEばりのかっこいいパーカッションの小野かほりさん。ラテンピアノが軽快な薫さん。80’sから活躍しているしっかりとした声のKenjiさん。そして仕草だけでも笑いが取れる天才寺師さん。他総勢8人編成で、回線はほぼフルになった。皆数多くの仕事をこなすベテラン揃いです。自分のすることは成果を出すために尽力することだけです。今回は、kenjiさんが、いつも弾き語りで使っているというマイクを持ってきてもらっていたのですが、どうしてもカブリが多くて、変更させてもらってしまいました。出来ればそれでやりたかったのですが、結果に導く事が使命なので、出来なかった事をマイクのせいにすることだけは「No」なのです。配信ありのミックスは、ミスを素通り出来ないので、後悔先に立たずで、小さな機材トラブルも冷静に分かってしまうところが辛いところです。それに途中で気づいた時のがっかりは、もう何度も経験していますが、自分に対して「早く気付けよ!」と喝をいれたところで、時間は過ぎていくもの。。「ふーー」いつも思うのは、ミスを連鎖しないように、「ふーー。大きなミスはこれで終わった。早く終わって良かった。」って思うようにしています。せいいっぱいの立て直しですね。後で聞きたくない、聞かれたくない、というのと、「申し訳ない。。」というのが本音です。そして聞いてもっとガッカリする。。というテクニカルな部分はあるものの、ライブの雰囲気は作ったし、ベテランの演奏は気持ちのいいものでした。いろいろありましたが、とりあえず、楽しむ、楽しませることは出来たと思うので、よしとします。BluesAlleyはいろいろやっているので、ホームの時もあれば、アウェイな時もありますが、今回は「あのーすいません!」ではなく、「おしょーさーん!」というホームの現場を楽しませていただきました。