3年ぶり?の開催。新谷さんとふたりだけの音作りというのもだいぶ歴史を重ねて来ているので、息遣いがわかる。たまたまだったけど、自分が思っていた「大貫妙子」さんの世界観をイメージして作った音を新谷さんが感じ取ってくれた。こういう呼吸が出来ることは、緊張感の中でも嬉しい瞬間だ。写真でみてもスピーカーがどこにあるのかわからない。そして音を聞いてもたぶんわからない。歌声がその場所から聞こえるという僕が理想とするPAを構築出来ている事は嬉しいことだ。しかし、内情を明かすと、この日上手側のスピーカーがパーカッションの壁になり、ほんの少し上むきのセッティングをした。しかし、それで、ほんの一瞬のハウリングが起きた。新谷さんも言っていたが、おそらく僕と新谷さんしか気づいていない。そこで2部は元に戻して、安定した。こんな1mmの違い、チャレンジと反省、これを一生繰り返すんだろうなと思う。あくなき追求っていうとかっこいいけど、もはやその違いがわかってしまっている。なぜか写真が斜め。