昨年に引き続き、岡美保子さんプロデュースによる公演。岡さんの和歌うたい、講演、講談師による進行、ゲストのあべ静江さんの歌と朗読、芝居、語り、合唱、とにかく盛りだくさんで、多くのPAノウハウが必要になる。大事なのはプラン。何が弱いのか、製作者の意図が、音響によって実現しない事のないように、多くのシミュレーションをして、リハーサルで問題になりそうなところを探り、無理無駄のないプランをすること。それで8割のPAは終了する。PAの問題が顕在化するのはハウリングという現象。特に信頼されている自分がそれを引き起こすことは、それは不可能なのか、やり方を変える必要があると相手に思わせてしまう。これは無理という時は、直接演者にアドバイスすることもあった。窮屈な思いをさせるのではなく、良く見せるために必要な事として、お互いの納得があることが大事。今回は、TASCAM SS-CDR250nとRC-150のリモートを持ち込んでのタタキだったので、ストレスが大きく減って、内容や音に集中することが出来た。こんな投資は惜しくない。ほぼ満席で、催しとしての成功に貢献出来たかなと思います。