昨年に引き続きです。今回は、ゲストでヴィブラフォン、別の場所でジャンベと歌というセット。昨年はAustrian Audio OD505を使ったが、今回は、まだ発売前のShure NXN8/C。新谷さんの歌のOn/Offを見事に整えて伝えてくれた。いつものようにF-1を後ろに背負う形でのPAを行ったが、ジャンベの時の歌を後ろから出すと、音源が離れすぎるので、敢えてジャンベの横にS-1を置いて歌を出す。マリンバの時のスピーカーの位置もたぶんわからないと思うけど、この時に違うスピーカーから出ていると感じた人も少なかったのではないかと思う。ジャンベの音は生で出しているので、声の位置が物理的に離れることを避けたプラン。しかもノンリバーブで、生声かと思わせられれば成功。こういうPAを考えて、実際にそのイメージに近づけていく作業は大好きなこと。結果として、演奏者と客が、ノーストレスとなれば成功。しかも新谷さんとの会話だけで、進められる作業はなんの淀みもない。自分の引き出しを出し切れた感はある。そのプランに対してのアプローチは誰に説明することでもない。あとは周波数を追いかけて、いかにナチュラルになるかを調整していくだけ。このライブは自分も重要なポジションなだけに、良くて当たり前をキープすべく奮闘する。また新谷さんの希望により、照明を追加。これも大学で行っているノウハウが使えたので、無理なくプラン。リスクを負わない形の使用となりました。